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逆選択、情報の非対称性言葉の意味説明
外見だけでは中身がよくわからない商品のことレモンは皮がしっかりしていて、外からでは中身が腐っているのか腐っていないのかがわかりにくいことから、
経済学用語として比喩的に用いられている。反対語はピーチ(桃)
一般に、商品の売買をする際、売り手の方が買い手よりも情報を多く持っている。
そのため、買い手はその商品の本当のこと(品質など)がわからないまま購入しないといけない、という不都合が生じる。
このことはよく中古車の例で例えられる。
中古車の売り手は、これまでずっとこの車に乗っていたので、走行距離だけではわからない車の状態を知っている。
まさに、この中古車がレモンに相当する。
また、実際の中古車売買では買い取り価格が提示されるが、
売り手は、この価格が車の実力を上回っている(高く買い取ってくれる)と判断した場合に売却に応じる。
(買い取り価格が割安と思えば、売却を拒否する)
そのため、中古車市場には価格の割に価値が低い商品ばかり集まることが考えられる。
このように、売り手と買い手に情報の格差があることで、粗悪な商品ばかり集まる現象を「逆選択」という。
「経済用語サイト運営チーム編集」
経済活動での使用例
・生保レディにとって、保険の契約者はレモンだ。診断書だけではその人の本当の健康状態や生活習慣がわからない。・レモンをピーチにするためには、情報公開を求めるしかない。
日常での使用例
・前回のお食事会の相手は全員、レモンだった。甘酸っぱかった。・レモンはレモンと割り切ることも大切だ。だが結婚となると、ピーチの方が何かと安心できる。
レモンに関すること
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