当期純利益 [とうきじゅんりえき Net profit]

_当期純利益とは、意味、使い方、理由、用語、説明、解説

関連している言葉

最終利益、営業利益、経常利益、株主、配当

 

言葉の意味説明

その期(通常は1年)で生み出し、最終的に会社に残る利益のこと。

 

「最終的」というのは、当期純利益は本業での利益(営業利益)を指すのではなく、
金利・利息を考慮し(経常利益)、その期に一時的に発生した損益を考慮し(税引前当期純利益)、法人税等の支払いを差し引く必要があるということである。

 

基本的に、株式会社は、株主の出資(=元手)から利益を生み出す存在である。
配当も基本的には当期純利益から支払われる。
したがって、株主から経営を委託されている経営陣は、基本的には当期純利益を生み、増加させていくことが必要である。

 

ただし、会社の実力値を捉える場合は、本業の利益である「営業利益」の方が重要である。(業界によっては「経常利益」)
前述の通り、当期純利益ではその期にたまたま発生した(実力値ではない)損益までが加減されているためである。
営業利益から概算の税額(例:営業利益×40%)を控除した数値をNOPAT(税引後営業利益)という。
NOPATは会社の実力値を範囲した擬似的な当期純利益である。

 

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経済活動での使用例

 

・今期は何とか当期純利益が黒字になった。
・当期純利益が黒字、増資や配当がない場合、純資産(及び総資産:負債の増減なしの場合)は1年前より増えているはずだ。

 

 

日常での使用例

 

・この1年のことは、なかったことにした。でも、事後処理に出費がかさんだため、当期純利益が赤字(=当期純損失)に転落した。 ・貢ぎ続けてきた効果が現れ、ついに当期純利益は黒字となった。

 

 

当期純利益に関すること

 

 

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